子宮頸管無力症と診断されて——入院・手術・緊急帝王切開、あの日のことを全部話します

育児

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妊娠6ヶ月で、突然の診断

妊娠6ヶ月のある日、定期健診で「子宮頸管無力症」と診断されました。

子宮の出口(子宮頸管)が、赤ちゃんの重さに耐えられず少しずつ開いてしまう状態です。自覚症状がほとんどないまま進むことが多く、私も健診で言われるまで全く気づいていませんでした。

そのまま経過を見ていましたが、症状が悪化し、緊急入院することになりました。

子宮頸縫縮術——子宮の出口を縫い閉じる手術

入院後、子宮頸縫縮術(マクドナルド術)を受けることになりました。子宮の出口を糸で縫い閉じ、赤ちゃんが早く出てこないようにする手術です。

子宮頸縫縮術には種類があり、私が1人目のときに受けたのはマクドナルド術という方法です。縫う位置や方法が異なるため、どちらを行うかは状態によって医師が判断します。ちなみに2人目のときはシロッカー術でした。同じ「子宮頸縫縮術」でも、妊娠ごとに選択が変わることがあります。

子宮を器械で直接触る手術のため、術後は子宮が収縮しやすい状態になります。お腹が張ると子宮頸管が短くなり、赤ちゃんが下がってきやすくなる——だから術後は「お腹の張り」がいちばんの心配事でした。

初産だったこともあって、「これって張ってる?張ってない?」と自分では全然わからなくて、看護師さんに何度も確認していました。「気になったら何度でも聞いてください」と言ってもらえて、それだけでだいぶ救われました。

退院するための5つの条件

主治医から、退院の目途として教えてもらった条件がこちらです。

  1. お腹の張りが落ち着いている
  2. リトドリン(張り止めの点滴)が終わり、内服に移行できている
  3. 子宮頸管の長さがある程度維持できている
  4. 術後の炎症反応が落ち着いている
  5. 内診・エコーで他に問題なく経過している

5つ全部クリアして、はじめて退院。どれかひとつでも引っかかると退院できない——入院中は毎日、この5つが気になって仕方ありませんでした。

点滴の副作用がとにかくつらかった

張り止めの薬として、最初に使っていたのがマグセントという点滴です。

個人差があるらしいのですが、私にはかなりきつかった。使い始めた頃は倦怠感が強くてベッドから起き上がれない、食事をしても吐いてしまう日が続きました。ただでさえ不安な入院生活なのに、体までしんどくて、「いつまでこれが続くんだろう」と思っていました。

お腹の張りが少し落ち着いてきた頃、自分から主治医にお願いして、リトドリンという別の張り止めに変更してもらいました。リトドリンには脈が速くなる副作用があって、それは感じていましたが、マグセントのときの倦怠感や嘔吐に比べるとずっと楽でした。

「つらい」と感じたら、我慢せず先生に相談してみてください。薬を変えてもらえる場合があります。

コロナ禍の入院——面会もできなかった

当時(2022年4月ごろ)はコロナ禍の影響で面会制限があり、荷物の受け渡しすら許可されていない状況でした。家族の顔をまともに見られない日が続く中、ひとりで不安を抱えながら過ごしていました。

そんな中で支えになったのは、同室のお母さんとの会話や、看護師さんに話を聞いてもらえる時間でした。

手術から約1ヶ月後、5つの条件をすべてクリアして、ようやく退院できることになりました。この入院にかかった費用は、手術・入院合わせて約43万円でした。

退院後の生活——自宅安静という名の、もうひとつの戦い

退院できたとはいえ、自宅安静の指示が続きました。

食事とトイレ以外はベッドの上——それが基本の生活。動くこともお腹の張りにつながるため、とにかく横になっていることが大事でした。

体が温まるとお腹が張りやすくなるため、入浴はNGでシャワーのみ。夕方ごろからお腹が張りやすくなると言われていたので、シャワーはなるべく明るいうちに済ませるようにしていました。

掃除・洗濯・買い物はすべて夫にお願いして、食事も実家におかずを作ってもらったり、総菜を夫に買ってきてもらったりしていました。自分は横になっているだけ。頭ではわかっていても、何もできない自分がもどかしくて、夫や家族への申し訳なさを感じる日も正直ありました。

退院してわかった「病院の外」の不安

退院が決まったときは、素直に嬉しかった。やっと家に帰れる、という気持ちでした。

でも実際に帰ってみると、すぐに相談できる人がいないことが思った以上に不安で。病院にいる間は何かあれば看護師さんに声をかければよかった。でも自宅では、「これって張ってる?」「この症状は大丈夫?」と思っても、すぐに聞ける人がいない。その心細さは、帰ってみて初めてわかりました。

34週1日目の朝——その痛みは「前駆陣痛」じゃなかった

自宅安静を続けながら少しずつ週数を重ね、34週1日目の朝、生理痛のような下腹部の鈍い痛みが時々出るようになりました。

ネットで調べると「前駆陣痛」というワードが出てきて、「きっとそれやろう」と思っていました。でも日が暮れても痛みは治まらず、むしろどんどん頻回になって、強さも増していきました

「すぐに電話すればよかった」と今なら思います。でも当時は、「夜中に電話したら迷惑やよな」という気持ちがよぎってしまって。結局その夜は様子を見て、翌朝病院へ向かいました。

病院に着いてすぐ診てもらうと、触診だけで医師にわかるほど赤ちゃんが降りてきていると言われました。そのまま緊急帝王切開へ。

あの夜、すぐに電話していたら——今でもそう思います。

赤ちゃんは1ヶ月、NICUへ

34週での出産だったため、赤ちゃんはそのままNICU(新生児集中治療室)に1ヶ月入院することになりました。

やっと産まれてきてくれたのに、すぐに抱っこできない。一緒に家に帰れない。その気持ちは、経験した人にしかわからないつらさだと思います。

毎日面会に通いながら、早く一緒に家に帰れる日を待ち続けました。

最後に、同じ状況のあなたへ

ネットで調べても、あなたにぴったりの答えは出てきません。

症状も、週数も、病院の方針も、体の感じ方も——全部ちがう。だから検索すればするほど、不安が増すだけだったりします。

切迫早産は、文字のごとく「切迫」している状態です。

「これくらいで電話したら迷惑かな」「大げさかな」なんて思わなくていい。勇気を出して、産科に電話で相談してください。

夜中でも、休日でも、「たぶん大丈夫」と思っていても——気になったその瞬間に、電話していいんです。

あのとき電話をためらった私が、いちばんそう思っています。

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